切り離して考えてはいけない不定愁訴

2025年05月26日

 西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【不定愁訴】

 皆さんは不定愁訴と聞いてどんな症状を思い浮かべますか?

 頭痛、吐き気、イライラ、不眠、腹痛、だるさ、吐き気、皮膚のかゆみ、食欲不振、・・・。

 それらを検査しても原因が分からない、そもそも病院に行くほど激しい症状でもないないというのが悩ましいところですよね。

 しかし、そうした症状を売って得られる方々にお話を聞くと、不定愁訴がある方の症状は決して一つではないことがほとんどです。

 例えば、頭痛と腰痛、だるさと肩こり、吐き気と膝痛、もしくは3つ以上の症状が重なり腰痛と不眠とイライラと肩こりと時々頭痛などという例も有ります。

 そして、皆さんはそれらをバラバラな事のように感じていらっしゃいませんか?

 腰痛は昔無理をしたから起こっていて、頭痛は最近目の調子が悪いからそこから来ているのではないかしら、などというように痛みや不調の個所が違うとそれぞれ違う原因が有るように考えがちなのは、まさに西洋医学の縦割り科目の影響ではないでしょうか?

 しかし、私たちの体は一つの有機体で全てつながっていて、体は体にとって無駄な事というのは基本的に行いません。

 どういう事かと言えば、痛みや不調というのは生き物が最大限避けたい『死』から、命を守るために行っているアピールと自己修復であるのです。

 アピールということは、そこが何かおかしいから何とかしてよ、という自分の肉体からのメッセージですから、例えばちょっと疲れがたまって体が硬いから温泉に行くなどというのは正しい反応ですよね。

 痛みに関しては、その多くが炎症によるものですが、それは痛む個所に不具合があってそれを修復するためにプロスタグランジンが血を集めて痛んだ細胞を修復しようとしている状態が炎症ですから、過剰な状態でなければ正しい反応
です。

 ですから、私たちに出来ることは、例えば関節の面がズレている状態である膝痛の場合であればそのずれを治してあげることにより炎症を終わりにしてもらえばいいわけです。

 それを痛みはだめな事のような扱いで、それをただ消せばいいと考えることは少々乱暴なのです。

 不定愁訴の話に戻りますが、不定愁訴と言われる症状の一つ一つにですから意味と原因が有るわけです。

 そして、その原因がたった一か所に集約できると聞いたらどう感じますか?

 また、また~そんなでたらめをと思いますか?

 でもこれは真実なんです。

 実例で説明をします。

 身長も高くがっしりとした体つきの70歳代の男性です。

 若い頃野球が好きで夢中で励んだそうで、右投げ右打ちで長距離ヒッターだったそうです。

 右投げ右打ちは、どちらも右の骨盤を前に押し出す運動で体重は右から左脚に移動し打つ時は左脚が回転の軸になりますから、常に左脚に体重が掛かるような状態で長く生活されていたと推察できます。

 ですから、日常生活においても骨盤が左脚に乗りやすく右脚には乗りにくいということですから、立っている時には自然に左脚に体重が掛かるような癖が有ます。

 椅子に腰かけると右の骨盤を前に出したいので右脚を上に脚を組むのが自然です。

 あぐらを組むと右の脚を内側に組み、左脚が外になります。

 こうした繰り返しで左脚は内ももの内転筋群をよく使うことになり強くなり、反対に右脚は腿の外側の外転筋群をよく使うために強くなり股関節の左右差が大きくなります。

 すると、右の股関節はお尻につながる外転筋群の働きにより仮性延長という状態が起こり右の骨盤が高くなり足が長くなります。

 こうなると骨盤の上に乗る上半身は重力下でバランスをとるために左側弯を起こし、さらに左肩が前方に引っ張られる緊張を起こします。

右脚が長い 顔の歪み 姿勢矯正 整体 西荻窪
 ↑これは、礒谷式力学療法の理論を図示している要図というものです。右脚が長くなるとこれだけ体全体に影響が及ぶのです。

 ですからシャツの袖は左手から着るのが楽で習慣になっています。

 このことにより左上半身に緊張が強い状態になるので色々なトラブルが左上半身に起こるようになります。

 具体的には左肩痛、左首痛、左側頭部の片頭痛などです。

 そして、左背中の筋肉の緊張が自律神経の圧迫をして心臓、呼吸器の働きに影響が出ます。

 これが野球を楽しむ方に心臓のトラブルが多い原因なのです。

 この方も少し歩くと息切れがする状態になっていましたが、検査をすると肺に異常はないと言われて経過観察の状態でした。

 そこで当所の股関節矯正を受けていただき、ご自分でも当所で指導している体操、日常生活のルールを守ることを日課として取り組まれて骨盤の高低差が減少すると、当初訴えられていた腰痛、脚のしびれとだるさ、息苦しさがだんだんと消えていきました。

 この様に、不定愁訴にはおおもとに体の歪み、歪みを起こす股関節の左右差が有るのです。

 そして、それを言葉を変えると股関節由来の『姿勢の悪化』とも言えるのです。

 今起こっている不定愁訴はご自分の体が何を訴えていると思いますか?

 そして、体はどうしてほしいと言っているでしょう?

不定愁訴も原因から解決する姿勢矯正×CS60の整体院
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