股関節・骨盤矯正で正しい姿勢と快適な歩行 礒谷療法×CS60の整体院 鴨下療法所 杉並区・西荻窪駅から徒歩3分
2025年01月21日
西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【姿勢体操】
姿勢における骨・骨格の状態を表現する時に、建築用語のアライメントという言葉で説明されます。
アライメントはwikiでは、アラインメント(英: alignment)『並べる、整列、比較などの意味』と説明されています。
骨における『整列』とは、つまり物理的に負担が一番少ない状態と言えると思いますが、下記の絵のような状態を指します。
横向きの場合はおおまかに、耳のピアスがある位置⇒肩の中心⇒股関節の出っ張り⇒膝の外側⇒外くるぶし という感じで確認できます。
この並びが正しいと頭の重さを体幹が受け取り、体幹の重さを骨盤が受け取り、それが両脚に均等にかかる、という状態になるために重力に対して抵抗する抗重力の筋肉の緊張が最小で済むわけなのです。
そして、この骨の良い位置をキープしてくれているのは筋肉と靭帯になります。
この靭帯は骨がズレないように抑えてくれるような働きのために積極的に骨を引っ張るということは無いのですが筋肉が骨を引っ張れば、同時に靭帯も伸びたり縮んだりの影響を受けてしまうという姿勢に対しては受動的な働きをしていると言えると思います。
ですから、骨格に影響を与えるのはやはり筋肉ということになります。
そして、健康のために運動を考えるのであればこの姿勢を決定付けつ筋肉をいかに柔らかくするか?が大問題になるわけです。
なぜなら、筋肉の緊張は神経や血管の圧迫を起こし、痛みや不調の原因になるからです。
私は、このブログでも『筋肉は拮抗筋の事をよく考えないとよくないとよろしくない』と再三書いてきました。
その最たるものが、開脚運動、踵落とし運動、ふくらはぎ揉み、マッサージチェアなどです。
詳しくは:『踵落としの弊害・・・脚のアライメントの説明です。』
『つま先立ちエクササイズは有効ですか?』
『Q:こちらでは開脚が良く無いと言われていますが、また割り・しこ踏み 健康法はどうなんでしょうか?』
そもそも拮抗筋とは、私たちが、関節を曲げたり伸ばしたりする動作には、複数の筋が関与しています。
ある動きについて、直接的に動作を起こす筋を主動作筋と呼び、その反対の動きをする筋を拮抗筋と呼びます。
拮抗筋は、動作速度を緩めたり、止めたりして、関節構造(靭帯や軟骨など)を保護しています。
つまり、腕を伸ばす動きに対して、腕を縮めるという筋肉にはセットがあるので、その片方だけを鍛えるというのはバランスの失調になってしまうということです。
これの一例が踵落とし運動です。
足首を下へ曲げる運動・底屈を行う筋肉、長腓骨筋、腓腹筋、ヒラメ筋、足底筋を使い踵を上げて、重力で下げてしまってはそれに拮抗する働きの足首を上に曲げる運動・背屈を行う前脛骨筋、長趾伸筋、第三腓骨筋を使わなくなりますから、これをたくさん繰り返し筋肉のバランスが崩れれば、歩く時に足首が上がらなくなるわけです。
この考え方から、悪い姿勢の代表である猫背に関して考えてみると・・・
1、O脚が骨盤後傾を作り猫背を作るのですから、股関節を開く開脚ストレッチ、太ももの外側の筋肉を鍛える運動だけをするのは非常に危険です。開脚をするのなら相当太ももの内側の内転筋が強くなければバランスが崩れます。格闘技や柔軟性が必要なスポーツをやられる方でも、このバランスを意識したトレーニングが必要になります。
スポーツなどはやられないで筋肉が強くない方は開脚は厳禁です。
2、肩関節を曲げる大胸筋の筋トレが多いと前肩になります。肩関節を伸ばす大円筋、広背筋も同量かそれ以上に鍛えましょう。
3、6パックなどを目指して腰を曲げる腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋などを腹筋運動で鍛えすぎると猫背が進みますから、腰を伸ばす筋肉,長背筋群、短背筋群を同量以上に鍛えましょう。
この様に、トレーニングを独学で行う場合はきちんと筋肉のセットを意識し、さらに自分の目的と合わせて体をこわさないように行うことがとても大事です。
そして、初めにご紹介した姿勢のアライメントが現在真っすぐでない方は、その真っすぐでない状態を解消する歩行の運動が必要であるということです。
横から見た時に、顔や首が前に出ている。
肩が前に出ている。
正面から見ると顔が左に倒れている。
脚ががに股になってきた。
そうした状態を修正することこそが元気に暮らすための本当に必要な健康体操、健康運動と言えるわけです。
これは健康で生活するためには本当に必要な事ですから、是非考えてみてください。
本当の健康体操を覚えられる礒谷式力学療法×cS60の整体 杉並区・西荻窪 鴨下療法所
杉並区松庵3ー35-21 03-5938-7713
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