股関節・骨盤矯正で正しい姿勢と快適な歩行 礒谷療法×CS60の整体院 鴨下療法所 杉並区・西荻窪駅から徒歩3分
2025年06月09日
西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【悪い姿勢】
先日はお子さんにこそ良い姿勢教育、と言う内容を書きましたが、少し書き足りない感じでしたので、もう少し詳しく書かさせてください。
私たちは重力の影響下で暮らしていますから、まずは直立2足歩行が運動の原則になります。
ですから、2足に均等に体重が分散された状態が理想的な状態になるのです。
先日、ある患者様が「私は赤ちゃんの頃に、いつも左ばかり見ていたそうなんですよ。 ですから後頭部も少し左側が平らなんです」と言われました。
この状態は、常に右の骨盤が前方に出るくせが強くて、体重が常に左に乗っていたという事が推測できます。
↑この赤ちゃんはクーファンというベッドで寝ていますが、背中が丸まっていますね。つまり猫背です。西式健康法の西先生は赤ちゃんはお母さんの子宮の中で丸くなっていたので、誕生したら背筋を伸ばして重力下で2足歩行に適した姿勢を獲得するのだから背筋を伸ばさなければいけないと言われていますが、私もまさにその通りであると考えています。左右差ももちろんですが、赤ちゃんは体は前後においてもなるべく真っすぐにしてあげたほうが良いのです。
では、この状態がなぜ起こったか?
①母親が常に左側にいたから
②何か気になるものが左側にあったから
③出産の時に左の股関節を引っ張られた
④母親の抱き癖で常に母親のおなかに左脚が押し付けられ外にある右股関節が開いたから
⑤おむつの当て方に癖が有りつねに右股関節が多く開いてしまった
等が考えられるのです。
これは『股関節が開くと、その脚が仮性延長を起こして骨盤が押し上げられて高くなり身体が歪む』という礒谷式力学療法の理論によるものですが、左を見ていると左に体重が掛かるという基本的な部分は人間の自然な摂理であり物理学です。
つまり、この方の場合は、左ばかり見ていたということで左に体重が乗っていたために右脚が長くなり、右骨盤が高いので背骨の下部で背骨が左に側弯して、バランスを取るためにその上部で背骨は右に曲がるというS字の側弯になられていました。
また、股関節の角度により背骨にねじれも加わり前後左右に重さのバランスを取るために身体はどんどん歪んでいきます。
そして、この方は今現在(30歳代)も体重が左脚にかかりやすい為に右の骨盤が高く、その左右不均衡の為にお体に不調が生じているのです。
この様に、子供のころから繰り返し行ったような、姿勢による筋肉の不必要な緊張を必然緊張、と私は呼んでいます。
重力との関係で起こる緊張ですから、物理的に必然であり物理法則で説明が付く筋肉の緊張です。
また、こうした必然で起こる緊張とは別にその人のクセで起こる緊張も有ります。
これは、不当緊張と呼ばれています。
例えば、試合になると体にガチガチに力が入ってしまい、思うような結果が出せない、これなども不当緊張の一つです。
しかし、こうした癖は試合とかの特別なケースだけではなく日常生活でも多くの人に起こっています。
例えば、床から立ち上がる時に腰の反動を使ってしまう。
この場合は脚の力で行うべき動作の負担を腰に回してしまうので、腰に余計な緊張を強いてしまします。
仕事柄やピアノなどの習い事できちんとした姿勢をしないといけないので、腰や背中に力を入れて良い姿勢を作っている(こうした場合も力を入れた時点ですでにいい姿勢ではないのですが)、こうした動作が習慣化している方もいらっしゃいます。
こうした日常生活で繰り返し無意識で行っている癖はなかなか本人には自覚しにくいものです。
この他にも、神経・筋肉の麻痺等による緊張も有りますが、こうしたケースでさえ私は礒谷療法中野総本部勤務時代に、筋ジストロフィーの診断名を持たれていた車椅子で来院された患者様が、ご家族の献身的な介助とご本人様の努力により、ついに歩けるまでになった改善の例を目の当りにしています。
とにかく『良い姿勢』とは、筋肉に余分な緊張が無く、血管、神経、臓器に圧迫や緊張が無い状態と言い換えることも出来ますが、当所では、まず体の歪みを整え必然緊張を無くし、更に体操などを通して不当緊張も発見、改善するようにアドバイスをしています。
お忙しい方ほど、しっかりと体操や生活習慣のルールを覚えて、ご自分でご自分の身体のケアーが出来るようにならないと、日々の生活で体はつらくなるばかりです。
是非、おすすめしたいのは根本的に姿勢矯正です。
西荻窪で根本的な姿勢矯正×CS60の整体院
杉並区・西荻窪 鴨下療法所
杉並区松庵3ー35-21 03-5938-7713
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